【集客ツール?】工務店や建築事務所の中の人も模型職人になり家づくりを盛り上げる方法

テコです。

集客ツールとしての意味合いより、家づくりに関わりたい方、例えば建築模型士になりたくて通信講座や模型教室を受講した方からの相談は毎年のように頂きます。建築模型を始める方には住宅模型が好き、家づくりに携わりたい、得意なことで家計を助けたい、建築関係に復職したいなど様々な理由がおありです。今回は学びの場によって違うデメリットとその解決策をまとめました。これを知っていると模型職人になり、工務店や建築事務所の内外で家づくりの盛り上げ役になれます。工務店や建築事務所では新しい集客方法が求められています。住宅の白い模型は家づくりをより強力にサポートしトラブルも減らしてくれるツールです。より分かりやすく楽しく住み良い新築住宅が街に増えるよう、そして集客ツールとしての価値もしっかりと伝えられれば幸いです。

建築模型士とは

2020年の「名建築で昼食を」はワケアリ建築模型士(田口トモロヲ)とカフェ開業を夢見る女性(池田エライザ)の有名建築巡りをドラマ仕立てにしている結構内容の濃い物語です。模型を作ったり設計事務所や工務店が登場したりといったことはほぼないのですが、建築学生さんはじめ建築が好きな方にオススメです。

実はこの建築模型士、資格ではありません。正確には通信講座を提供する会社の修了証や認定証のようなもの。「建築模型士」という言葉だけが独り歩きし、この資格を取ればビジネスができると勘違いされています。ある意味、通信講座主催側の思うツボというわけです。かくいう私は「建築模型士」や「住宅模型士」などという資格はありません。2級建築士の資格は取得していますが一度も武器にしたことはありません。

テコ個人としては、田口トモロウさんには「建築模型士」ではなく「建築模型家」と名乗って欲しかったかなぁ・・・なんて思っています。言葉のアヤなんですけどね。ちなみに、テコは「模型職人」と名乗っています。純粋にモノ作りをする職人であることが理由です。

建築模型を学ぶには

模型職人になりたい方のための学びの場は大別して5つあります。

  • 通信講座を受講
  • 模型会社に就職
  • 専門学校に入学
  • オープンデスク
  • 独学
建築模型が学べる場は実はいっぱいあるんだけど・・・

最も一般的なのが通信講座です。大手2社が大半を占めると思いますが、共に評判が良いとは言えないようです。実際に相談に来られる方は「物足りなさ」と「不安」を口にします。「学ぶことはこれで全部なんだろうか?」「卒業できても受注の仕方が分からない」と卒業間際で思うわけですね。通信講座は学ぶ場所と時間には自由度がありますが、認定証を発行したら縁切りされると考えたほうが良いかと思います。

模型会社に就職する方もいらっしゃいます。大きな会社はそれほど多くはないですが、間違いなく技術と共に有益な情報も得られるのが魅力です。模型会社への就職は狭き門ながら収入を得ながら網羅的に学べる点がメリットです。ちなみにテコも学生の頃は面接で落ちています。

専門学校も存在します。広義では建築関係の学校になりますが、模型製作の習得がメインの学校もあります。お住まいの近くにあり、学費も準備可能であれば専門学校は仲間を作って助け合える学びの場として大きなメリットを持っています。

建築学生さんの場合はオープンデスク(建築事務所で模型を作る体験ができるなど)を選ぶことも可能です。テコも以前は一般の方々に来て頂いたこともありましたが、学べるという理由で交通費も報酬も出さないオープンデスクも存在しますのでお勧めはしていません。

独学という手もあります。今の時代、インターネットで検索すれば模型を学ぶことは容易になりました。現にYoutube動画だけでママ模型士となられた方もいらっしゃいます。独学は時間も場所も自由ですが仲間ができないというデメリットがあります。

メリット・デメリット

直接相談いただいた方(口コミですね)の感想やこれまでの経験から学びの場の良し悪しをご紹介しましたが、もう少し要点をまとめて比較してみたいと思います。まずは簡単に表にしてみましたので気になる学び方をチェックしてみましょう。

通信講座就職専門学校オープンデスク独学
内容
費用
時間
場所
仲間
評価点
※ ✕=0点、△=1点、○=2点、◎=3点

内容

最も適しているのはやはり就職です。働き方についても学ぶことができますから就職は最強です。専門学校も授業の中に経済や物流など作り方以外の学びがあればかなり良いのですが実戦向きかは調べて見る必要があります。

オープンデスクはもともとスキルがないままやっつけで作るようなところもあるので当たり外れがありますし、作り方自体が隔たっているので限定的なスキルしか身につきません。大手または有名な建築事務所やゼネコン、工務店で実施していて、大半が卒業大学つながりかと思います。また、通信講座は作り方以外は学べないため評価を低くしています。独学は自力で検索しますから気づかずに隔たった学びになる危険性があると言えます。

費用

通信講座と専門学校は高額です。卒業後にそれに見合ったお仕事、例えば専門学校生なら模型会社や工務店などに就職できるかもしれませんが、通信講座では非常に難しいところです。また、オープンデスクも先にお話した通り、交通費が掛かってしまうケースもあるので要注意です。

独学ではおもにYoutube動画を中心に学習する場合が多いでしょう。無料の動画で独学に励むこと自体は可能です。就職は報酬も発生するというメリットがあります。

時間

落とし穴的に存在するデメリットがあります。それは受講期限です。就職・専門学校・オープンデスクは当然その場に出向く必要があり時間的制約が大きいですが、それ以上に通信講座は短い期間(半年とか)でサポートが切れる場合があるのが大きなデメリットです。専門学校はどうなの?というお話は「仲間」の説明で後ほど解説します。

対して、通信講座と独学は通勤通学もなく自分の都合に合わせて学べるので大変助かる方も多いかと思います。

場所

就職・専門学校・オープンデスクはその場に行かないと学べないので大きなデメリットです。最近はリモートもあるかと思っていましたが、基本は通わなければならないでしょう。リアルにスキルを見ることができるメリットはありますが、その場にしか学びの場がない方にとっては不利です。

そうなると自宅のコタツや家事室でもできる通信講座や独学は魅力的です。仲間がいる環境ならば好きな場所に集まって語りながら学びを深めることもできます。

仲間

先程、「場所」で仲間のお話も出てきたように、共に学んだり相談できる仲間が必要なことを忘れてはいけません。就職や専門学校では仲間も先生も揃っているので離職したり卒業した後でもお付き合いを続けて情報交換することができます。

対して、通信講座や独学は基本的には一人で学ぶので仲間を作ることは難しいのです。

デメリット解消方法

それぞれのデメリットをメリットに変えることができたら、どんな学び方でもおすすめできます。でも、現状では不可能なものがほとんどです。通信講座は会社が運営していますから利益重視で改悪すらあるほど。就職・専門学校・オープンデスクも場所と時間は完全に拘束されます。悪い慣習も存在します。

下の表の独学をご覧ください。先程の表とはガラリと評価点が変わっていますよね。

通信講座就職専門学校オープンデスク独学
内容
費用
時間
場所
仲間
評価点13
※ ✕=0点、△=1点、○=2点、◎=3点

大きく評価が伸びているカラクリはとても簡単です。それは模型職人が作ったオンラインコミュニティを活用することです。各項目のメリットは以下の通りです。

  • 内容:基礎→応用→独自と、ステップアップが可能
  • 費用:助け合いで収益に結びつく
  • 時間:自由、助け合いで時間調整できる
  • 場所:自由、動画学習で移動中も学べる
  • 仲間:全国につながりが広がる

コミュニティには先生と生徒の境目がありません。先生にもなり得るし、生徒にもなり得るのです。

私もコミュニティを運営しています。閉鎖したYoutubeチャンネルの動画を無料会員に限定公開しています。時間も場所もオンライン上なのでストレスにはなりませんし、何より仲間が集っているわけですから、作り方だけではなく仕事の悩みも、時にはプライベートなことも相談できます。コンペも一緒に応募したり、お仕事を手伝ってくれる仲間を募集する方もいらっしゃいます。コミュニティは学びに加えて仕事をサポートし合い何かに挑戦できる場でもあるわけです。

月会費330円で、使途はコンペ費用やイベント費用やアートシェア事業のサポートです。忙しい時に代わりの製作者を探したりアート作品を収益につなゲル取り組みもしているため◎をつけています。

まとめ

もし、工務店や建築事務所の会社の内部で模型を製作したいとお考えでしたら、

コミュニティに参加して情報を共有し助け合う

と良いでしょう。そこには他の建築関係者や多種多様な職種の方(VR/ARクリエイターや動画クリエイターも)とつながることも可能ですし、近場だったら出向いて社内で製作してくれる仲間も見つかるかもしれません。

イメージ動画

巷では芸能人を中心にオンラインサロンやオンラインコミュニティが流行ってはいますが、まだまだ怪しいグループのように思われています。実際そんなグループも存在しますから気をつけなければなりません。私が運営する妄想アパートメントもけるとは「もけいをつくるとこんな事が起こるんだ!」という意味から名付けています。工務店や建築事務所が家づくりに模型という集客ツールを導入しているのはお施主側にも建築会社側にも多くのメリットがあるからなんです。

最後までお読み頂きありがとうございました。最後に、模型を活用されている方々の感想をまとめたページをリンクしておきますので目を通して頂けたら嬉しいです。

活用されている方々の感想をまとめています

妄想アパートメントもけると:https://mokeruto.jp/


※募集開始(2021年7月頃)以来、無料会員(2021年12月25日現在170名)有料住人(330円/月:2021年12月25日現在37名)たくさんの方に活用頂いております。ありがとうございます。

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