【Web集客マーケティング】工務店とお施主の末永いつながりを維持するおすすめツール2つ

テコです。

周りがやっているからとか、コンサルが集客(マーケティング)に適していると言ってるからという理由でSNS活用していませんか?工務店さんや建築事務所さんがまず始めるとしたらInstagram(インスタグラム)かYoutube(ユーチューブ)が2021年は圧倒的に多かったですから、きっとそれが最善だと思われたんじゃないかと。どちらも波に乗っているSNS×プラットフォームですから仕方ないかもしれません。でも、それでは周りと同じ。主要ツールを試して分かったんですが、工務店さんや建築事務所さんが他から抜きん出てお施主さんと繋がることは難しいと判断しました。要するに、InstagramやYoutubeでの集客がメインでは他と変わらないので、より良い新たなツールも選択枠に加えましょうというお話です。

そこで、InstagramとYoutubeがなぜよく使われるのかを簡単に解説しつつ、2022年から(というより今から)始めたいおすすめSNS×プラットフォームをご紹介します。

SNSの活用経験

テコはあらゆるツールを使っていました。Instagramはフォロワー2000名以上で2021年3月に終了。Youtubeに至っては12,000名以上の方がチャンネル登録してくださったところでやはり終了させました。アカウントを完全削除しています。本来なら残した上で次のステップへ進むべきだったかもしれません。それは反省点です。中途半端な数で申し訳ないのですが、スクショがあったので掲載しておきます。

とはいえ、現在は新規で作成したPinterest(ピンタレスト)とSlack(スラック)の運営がベスト(正確にはWordPressで作成した公式サイトも必要)だと感じています。InstagramとYoutubeよりも急速に伸び始めています。

実は、2018年前後にFacebook、Twitter、Instagram、Pinterest、tumblr、LinkedIn、Youtubeを6か月間比較し続けた結果、Instegram、Pinterest、Youtubeを残して他はやめました。それからさらに時が経ち、2022年からはPinterestとSlackを活用していくことにしました。まさかコンサルとしてお仕事することになるとは思っていなかったので証拠画像を撮っていなかったのはいけなかったのですが、少なくとも、建築の中の人としてテストしてきた知識はかなり貴重です。
ちなみに、LINEとTikTokはセキュリティが怖くて最初から外していました。

結論です。先にも書きました通り、
おすすめツール1つ目はPinterest、2つ目はSlackです。

人気SNSの何が人気?

Instagramはアメリカで生まれた写真共有SNSです。現在はFacebook(Meta社)が所有しています。日本での利用者は2021年7月の段階で4,800万人を超えています。写真をメインにしたSNSですから、建築系の方々は比較的始めやすいSNSです。現在進行形の現場や竣工した新築一戸建て住宅写真と文章を盛り込んで公開します。目を引けば写真からプロフィールへ飛んでもらい、工務店や建築事務所の公式サイトへジャンプしてくれます。Instagramは建築系ではギャラリーとしての色が濃いのが特徴ですが、動画やライブ配信なども人気機能です。
Youtubeは動画配信SNSです。オンラインルームツアーや住宅性能のノウハウなどを公開し、これから家づくりを始めたい方が理想の家を手に入れるために勉強する場として人気です。Youtubeは建築系では教育の場としての色が強いのが特徴ですが、メンバーシップやライブ配信などの機能も使われます。

主要ソーシャルメディアのユーザー数まとめ
主要ソーシャルメディアのユーザー数まとめ 参考:株式会社ユニアド様

人気SNSのデメリットは?

Instagramは写真で注目を集めることができますが、写真に直接リンクが貼れません。Facebook(フェイスブック)に吸収されてからはフェイスブックアカウントを作る必要もできました。これでは「Facebookも始めた方が良い?」とか「プロフィールからしかリンク張れないのはどうなの?」という疑問が出て当然です。そんな意味で、Instagramは閲覧者が自社の公式サイトまで辿り着きにくいというデメリットがあります。
Youtubeは動画がメインなので、工務店や建築事務所のお人柄まで伺えてとても人気があります。ところが、その動画を編集する手間はかなりのものです。担当社員が制作することもできますが、良く練った編集(興味をそそるデザインや観飽きない構成など)ができなければ視聴回数を増やすことはできません。プロに編集を任せるにも経費が掛かり費用対効果が見込めません。さらに、アクセス数が見込めるようになるのはかなりの時間が経過してからです。そんな意味で、Youtubeは想像以上の手間と費用を要するというデメリットがあります。

おすすめツール:Pinterest

Pinterestは写真を共有するSNSで、アメリカで生まれました。日本ではやっと最近になってテレビCMも放映され始めました。Instagramに比べてPinterestはまだ1,000万人に届いていないように思われます。が、CMをご覧になった方も最近は多いかもしれません。今後、Pinterestの本質に気づいた工務店さんや建築事務所さん、さらには大手ハウスメーカーがドンドン参入してくるはずです。


Instagramより優れている点が3つあります。1つ目は写真にリンクが張れること。Instagramでは公式サイトなどの訪問してほしいリンク先にたどり着くまでの動線が長いんですよね。そのデメリットを解決できます。2つ目は未来志向でストックできること。Instagramは過去の写真にいいね!した後はTwitterのようにタイムラインに流されてまさに過去のものになってしまいます。しかも、勝手に優先順位をつけられて本当に欲しい情報にたどり着いていない場合が多々あるように見受けられます。そして大切なのは未来のために使われるという点。後ほど解説します。3つ目はアクセス解析がわかりやすいこと。Instegramにもインサイトという機能があり、各投稿ごとに解析情報を見ることができますが、Pinterestは折れ線グラフでより分かりやすくみることができます。解析機能は今や無料が当たり前。無料の機能だけでどれだけ大切な統計が手に入るかが重要です。

おすすめツール:Slack

Slackはチャットルームとしての機能が魅力のアプリです。Facebookグループやオンラインサロンに参加したことがある方は想像しやすいかもしれません。そもそも、Slackはビジネスチャットツールですから、会社で使われている方も多いでしょう。そのSlackをビジネスツールとしてというよりもコミュニティツールとして活用するのです。

Slackの画面イメージ
Slackの画面イメージ

Slackには3つのメリットがあります。1つ目は誹謗中傷が出にくいと同時にクレームにもなりにくいこと。Youtubeをやめた理由の一つが実は残念なコメントやしつこい時にはメールまで来た事でした。匿名でアカウントも自由に取得でき、書いたことに責任を取らないケースが増えてきたのです。2つ目は使い勝手が良く高機能であること。Slackを使う前はノーコードアプリで作った手づくりのチャットルームが交流の場でした。ところが、思ったようなオープンでスムーズなやり取りができなかったんです。結果としては、使い勝手や必要な機能を知ることができ、最善の既存アプリを選び出すことに成功したのでラッキーでした。3つ目はお施主とメール代わりにやり取りできること。オンラインサロンの魅力はより濃い情報を得ることができる、共有することができることです。さらにSlackの場合はプライベートな部屋も作ることができます。普通のメールのやり取りよりもSlackのプライベートチャンネルを立ち上げたほうが過去のやり取りもまとまって読み(見)返すことができるので断然使いやすいんです。

おすすめを深堀りする

Google検索

Pinterestがマーケティングの観点で最も注目すべき点はGoogleに検索されること。FacebookやInstagramはGoogleで検索しても検索結果に表示されません。ということは、アカウントを持っていない方々にはどんなにアピールしても届かないということです。
YoutubeはGoogleの傘下ですから検索結果には色濃く反映されます。要するに検索には強いということです。が、そこまでYoutubeを成長させるのが非常に難しいという経験上の本音があります。広告収入を期待する声も聞かれますが、テコのチャンネルのようにチャンネル登録者数が12,000名を超えた工務店や建築事務所はほんのわずかで、しかもこれだけの登録者数がいて、月々の広告収入は1万円ほどでした。

未来志向

Pinterestは未来志向のストックが可能です。Instagramはストックできませんし、ワンクリックでジャンプして欲しいリンク先に飛んでもらうことができません。せっかく投稿した写真や文章は過去に流されて埋もれることになります。それに対してPinterestは未来の夢のために写真をストックするのです。「こんなリビングにしたい!」「ビルドインガレージの家に住みたい!
」といった理由で写真をストックし、将来の家づくりに備えるのです。結果、PinterestとInstagramは同じ写真SNSのように見えて、実は根本から違う特性を持っていることが分かります。

コミュニティ

メルマガを購読する方も多いと思います。テコもメルマガを過去に1年半ほど運営して、250名ほどの方にお読み頂きました。が、今はSlackで交流しています。メルマガとは違い、定期的に記事を考える必要がありません。なぜそんなことが可能なのかというと、相互交流もスムーズに行われることで、無理に記事を提供する必要がなく参加者同士の情報交換までも可能になったからです。コミュニティに参加している方同士での交流を楽しんでもらえますし、オープンな人気SNSよりはるかに専門的かつ生の声を直接得ることができる点では運営者側も勉強になりますし、飽きられないというメリットもあります。

Slackの中でお施主同士の交流もできる

デメリット

Pinterestにデメリットを感じたことがありません。運営者として写真をアップする場合も、ユーザーとして写真収集だけをする場合も、使い勝手良し、機能良し、コンセプト良し、かつ、すべて無料で今のところ最強だと思っています。強いて言うなら、今後日本でどれだけ広がるかです。とはいえ、CMで知名度も上がり、そんなデメリットもすぐに解消されるでしょう。

Slackはフリープランで利用することができます。ただし、制限される部分、例えば、データの許容量が5GBまでなどがデメリットといえます。有料版の場合、1ユーザーあたりの料金となるため、許容量を超えてからの有料版への乗り換えは厄介です。そんな時は、DropBoxやOneDriveなどのサービスと絡めて利用すればコミュニティが肥大化しない限り長く利用できるのかなと感じています。

まとめ

InstagramとYoutubeがなぜよく使われるのかを簡単に解説しつつ、2022年から(というより今から)始めたいおすすめSNS×プラットフォームをご紹介しました。

答えは、

2022年はコミュニティ運営スタートの年。
Pinterestで未来をストックしてもらいSlackでお施主同士がつながる
工務店ならではのプラットフォームを構築しよう!

以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!

PAGE TOP